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逃走先で自傷、死にきれず=滞在先のホテルで手配知る―高齢者施設の女性死亡・警視庁


 東京都北区の特別養護老人ホーム「浮間こひつじ園」で入所者の山野辺陽子さん(92)が死亡した事件で、施設職員の菊池隆容疑者(50)が逃亡先の札幌市で、自らの首をナイフで切り付けていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。  指名手配されたことに気付いたためといい、警視庁捜査1課は自殺を試みたが死にきれなかったとみて調べる。  捜査関係者によると、菊池容疑者は15日午後10時~16日午前1時ごろ、山野辺さんを暴行後、施設から逃走。東京都台東区や足立区、茨城県龍ケ崎市など土地勘のある場所を転々とし、17日夕方以降は札幌市の漫画喫茶やスーパー銭湯などに潜伏していたとみられる。  菊池容疑者は札幌市内のビジネスホテルに滞在中、ニュースで指名手配されていることを知り、「死のうと思った」と供述。近くのマンションの非常階段に向かい、所持していた刃渡り10センチのナイフで自らの首を切り付けたが軽傷だったという。  一方、施設を運営する社会福祉法人「千葉育美会」(千葉県木更津市)の林隆春理事長らは26日、都内で記者会見し、「ご家族、関係者に深くおわびする」と謝罪し、同日付で菊池容疑者を懲戒解雇したと明かした。  菊池容疑者は生真面目な性格で、施設内でのトラブルは把握していないというが、「(介護記録では)山野辺さんとの相性が少し悪くなってきた印象がある」とも説明した。事件を受け、全職員へのアンケート調査と面接を順次実施しており、緊急に再発防止策をまとめるとした。  菊池容疑者は山野辺さんの顔を殴るなどして殺害したとして25日に逮捕された。警視庁は同容疑者を指名手配し、顔写真を公開するなどして行方を追っていた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見で頭を下げる社会福祉法人「千葉育美会」の林隆春理事長(左)ら=26日午後、東京都豊島区
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