元公安次官も猶予付き死刑判決＝党大会前に相次ぐ有罪―中国

　【北京時事】中国吉林省長春市の中級人民法院（地裁）は２３日、収賄などの罪に問われていた孫力軍・元公安次官に執行猶予（２年）付き死刑判決を言い渡した。２２日には傅政華・前司法相にも同様の判決が出ており、習近平指導部は１０月の共産党大会を前に、党内の引き締めを図っている。 　地裁は、孫氏が２００１～２０年にかけ、職権を乱用して事件処理などで便宜を図り、計約６億４６００万元（約１２９億円）相当の賄賂を受け取ったと指摘。「犯罪状況が深刻で社会への影響も特にひどい」などとして、死刑が適当と結論付けた。傅氏と同じく、猶予期間が過ぎた後は無期懲役となる。　【時事通信社】