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極右が第1党か=25日、イタリア総選挙


 【ローマ時事】イタリア総選挙の投開票が25日、行われる。調査会社ユートレンドが8日に公表した投票前最後の世論調査では、極右とされる「イタリアの同胞(FDI)」が支持率約25%と首位に立ち、第1党になるとみられている。左派勢力は「民主主義が脅かされている」と支持を訴えるが、有権者は「左派には失望した」と冷ややかだ。  世論調査では、FDIと極右「同盟」、中道右派「フォルツァ・イタリア(FI)」を合わせた中道右派連合の支持率は計約47%。獲得議席は約6割に達すると見込まれる。  ファシストの流れをくむFDIのメローニ党首は選挙戦で、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)と連携する姿勢を強調。ウクライナ侵攻を続けるロシアへの経済制裁でも「欧米諸国と歩調を合わせる」と主張し、極右的な党のイメージ軟化に成功した。  ただ、同盟のサルビーニ書記長(党首)やFIを率いるベルルスコーニ元首相は、ロシアのプーチン大統領と親交が深いことで知られる。中道右派連合が政権を担えば、対ロシアをめぐる欧州の結束に不和が生じる可能性が懸念されている。  投票を直前に控え、北部ミラノ近郊に住む大学生のビアンカさん(22)は「新型コロナウイルスなどによる経済危機で国民の多くが喪失感を味わったが、有効な対策をしなかった」とドラギ連立政権を批判した。主要政党でFDIだけは、この連立政権に加わらず支持を伸ばした。  ビアンカさんは「FDIは支持しないが、左派には失望した」と語った。その結果「選挙ではどの政党にも投票したくない」と述べており、若い世代の政治不信は強い。世論調査によると、有権者の2~3割は直前まで投票先を決めない。 【時事通信社】 〔写真説明〕伊総選挙で第1党になると予想される「イタリアの同胞(FDI)」を率いるメローニ党首=6日、ローマ(EPA時事) 〔写真説明〕イタリアの極右「同盟」を率いるサルビーニ書記長=22日、ローマ(EPA時事) 〔写真説明〕イタリアの中道右派「フォルツァ・イタリア(FI)」を率いるベルルスコーニ元首相=22日、ローマ(EPA時事)
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