西日本、鉄道運休相次ぐ＝２０日も航空便一部欠航―台風１４号

　台風１４号を受け、西日本を中心に空の便や鉄道で欠航や運休が１９日、相次いだ。九州新幹線や、山陽新幹線の一部区間は終日運転を見合わせ、東海道新幹線は名古屋―新大阪間で終電を繰り上げた。２０日も一部空の便で欠航が予定されるなど影響が出る見通しだ。 　ＪＲ九州は九州新幹線を含む全線の運転を終日見合わせた。山陽新幹線は広島―博多間を終日運休し、新大阪―広島間も夕方にかけて順次運転を見合わせた。２０日は九州新幹線と山陽新幹線は始発から通常運転する。 　ＪＲ四国は、午後から管内全ての列車の運行を見合わせた。２０日も一部列車の運転を見合わせる予定。 　東海道新幹線は、新大阪駅を午後４時台に出発するのぞみを最後に名古屋―新大阪間での運転を取りやめた。東京―名古屋間も本数を減らして運行した。ＪＲ東海によると、２０日は始発から大幅な遅れが発生する可能性が高く、一部列車で運転取りやめや行き先変更が起こることもあるとしている。 　日本航空は、西日本を中心に４６３便を欠航とし、全日本空輸も３８３便が欠航となった。２０日は伊丹や関西、福岡など西日本の空港を午前中に出発する便を中心に、日航は４３便、全日空は２４便を欠航とする予定。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕新幹線の改札前で、運行情報を確認する人たち＝１９日午後、ＪＲ新大阪駅