中国副主席、議会で弔問＝台湾代表は記帳―英女王追悼

　【ロンドン時事】中国の王岐山国家副主席は１８日夜、エリザベス英女王の国葬参列に先立ち、女王のひつぎが安置されていたロンドンの議会議事堂のウェストミンスターホールを弔問のため訪れた。一部メディアが報じた。 　英メディアは新疆ウイグル自治区の人権問題などを背景に、英議会が中国の代表者の弔問申し出を拒絶したと伝えていた。しかし、１８日夜に中国の国旗が描かれたマスクを着用した複数の男性がホールを訪問。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト（電子版）によると、英議会関係者はこのうちの１人が副主席だったと認めた。 　一方、台湾外交部は、英国における台湾の事実上の大使館「台湾代表処」の謝武樵代表が、１８日に女王の公式弔問名簿に記帳したと発表した。英国は台湾と外交関係はないが、他国と同様の待遇が得られるように「特別に招待した」という。　【時事通信社】