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カザフ首都「アスタナ」復活=前大統領の名前から改称


 中央アジアの資源国カザフスタンの首都の名称が「ヌルスルタン」から元の「アスタナ」に戻された。必要な憲法改正案を上下両院が16日に全会一致で可決したのを受け、トカエフ大統領が17日、大統領令を出した。ヌルスルタンは「国父」だったナザルバエフ前大統領のファーストネームで、2019年の退任後にトカエフ氏と議会がこの名称に変更していた。  カザフでは今年1月、燃油価格高騰から反政府デモが全土に拡大。外交官出身の「忠臣」として大統領職を引き継いだはずのトカエフ氏が、混乱の責任を負わせる形でナザルバエフ氏を安全保障会議議長から解任し、失脚させていた。  その後、6月にはナザルバエフ氏の影響力を排除する改憲案も国民投票で承認された。今回の首都改称は「国民になじみがない」(下院議員)というのが表向きの理由だが、政治的な動きとみられており「脱ナザルバエフ」の象徴と言えそうだ。  1991年のソ連からの独立宣言後、首都は97年に南部アルマトイから北部アクモラに移され、名称が98年にアスタナに変更された。オイルマネーを背景にした都市計画は建築家の故黒川紀章氏が担い、17年に万博も開かれた。  今回の改憲では、トカエフ氏の提案によって大統領任期制限も修正。連続2期10年までだった規定を1期7年までに改めた。トカエフ氏は今の任期はカウントされないと解釈し、24年の次期大統領選を今秋に前倒しして再出馬する意向で、政権基盤の強化を図っている。 【時事通信社】 〔写真説明〕「ヌルスルタン」から「アスタナ」に改称されたカザフスタンの首都=13日(EPA時事)
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