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陛下と女王、半世紀近く親交=留学時代「ティー」で語らい―死去で「深い悲しみ」


 エリザベス英女王と皇室の交流は昭和天皇の時代から続き、天皇陛下との親交も半世紀近くに及ぶ。英国留学時代には女王の「ティー」に招かれ、楽しい時間を共に過ごされた。即位後、英国に招かれたが、再会が実現しないまま女王が死去。陛下は「深い悲しみと哀悼の意」を表し、即位後初の外国訪問として、国葬に参列する。  女王が唯一訪日した1975年5月、当時15歳だった陛下は上皇ご夫妻と共に、当時のお住まいの東宮御所で女王と初めて面会した。83年からは約2年間、オックスフォード大に留学。自身がつづった英国滞在記「テムズとともに」で、女王との思い出を紹介している。  「幾分緊張もしていたが、会話はとても楽しかった」。同年6月の渡英直後、女王にバッキンガム宮殿での「ティー」に招待された時間をこう振り返っている。女王は自ら紅茶を振る舞い、訪日時の話を披露し、今後の英国での生活について質問があったという。  翌月、同宮殿で行われた女王主催の園遊会に招かれ、華やいだ宮殿の様子を「忘れられない」と表現した。84年9月には、女王が亡くなったバルモラル城に女王夫妻と数日滞在。側近によると、陛下は当時の思い出を「家族の一員のように過ごした」と述懐していたという。  女王の死去を受け、陛下は今月9日に公表した文書で「私の英国留学に際しても、温かく接していただき、幾多の御配慮をいただいたことに重ねて深く感謝したい」と述べた。  即位後の2020年には、女王から国賓として招待を受け、皇后さまと訪英を予定していた。しかし、新型コロナウイルスの感染が拡大して訪英が延期となり、女王は死去。01年の訪英時以来となる再会はかなわなかった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ウインザー城内の王室図書室でエリザベス女王から日本ゆかりの品々について説明を受けられる天皇陛下=2001年5月、英ロンドン
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