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下がらぬ物価、市場動揺=利上げ加速観測強まる―米株価急落


 【ニューヨーク時事】米国のインフレに歯止めがかからず、13日の米金融市場に動揺が広がった。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースをさらに加速させるとの観測が拡大。ダウ工業株30種平均は1200ドル超安と、今年最大の下げ幅を記録した。市場は、長期化する物価高騰と金融引き締めにより、現実味を増した景気後退に身構えている。  この日発表された8月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比8.3%上昇。ガソリン価格が前月比で大幅に低下したものの、依然として高い伸びにとどまった。さらにFRBが重視する、食料とエネルギーを除いたコア指数の伸びは前月から加速した。  注目されたのが自動車といったモノの価格上昇。米国では、物価高を招いている主な要因であるサプライチェーン(供給網)の混乱が収束に向かい始めており、値上がりの勢いは落ち着くとみられていた。  だがCPIは、新車や衣料品など幅広い分野で物価上昇が続いていることを印象付けた。米金融大手は、インフレを抑え込むにはFRBの利上げとともに「(企業による)さらなる供給網の改善と在庫積み増しの必要がある」と分析している。  市場ではFRBが20、21両日の金融政策会合にとどまらず、11月の会合でも0.75%の大幅利上げを決めるとの見方が強まっている。金融引き締めが続くことで「来年初めに景気後退に入る」(米金融大手)との警戒感が残り、市場が落ち着く見通しが立たない状況だ。 【時事通信社】 〔写真説明〕株価急落に驚くトレーダー=13日、米ニューヨーク証券取引所(EPA時事)
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