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統一地方選、11日投開票=ウクライナ侵攻も延期せず―リベラル派「平和」訴え・ロシア


 ロシア全土で11日、統一地方選の投開票が行われる。ウクライナ侵攻中で延期論もあったが、プーチン大統領の決断で封印されたもようだ。ロシア軍に関する「偽情報」を広めた場合、最高15年の禁錮刑が科される法律があり、政権与党「統一ロシア」の中に侵攻を批判する声は皆無だ。少数派のリベラル勢力は「平和」を訴え、無風選挙の中でも「戦争」が見え隠れする。  首都モスクワでは区議選を実施。期日前投票は9日に始まったが、関心は低そうだ。  独立系メディアによると、今回の統一地方選に際して「シロビキ」と呼ばれる軍・治安機関出身者が延期を検討。しかし、ウクライナ問題を担当するキリエンコ大統領府第1副長官がプーチン氏を説得し、実施にこぎ着けたという。  有事とはいえ、国内で戦争ではなく「特別軍事作戦」という位置付け。ロシア軍に多大な損害が出ていると欧米が推計する中でも、政権は国民の反発を恐れて「総動員」を宣言していない。統一地方選の延期論を封じた背景には、制裁下でも「正常な国民生活」を演出し、プーチン氏の再出馬が見込まれる2024年の大統領選に向けて環境を整備する狙いもあるもようだ。  選挙監視団体「ゴロス」は8月の報告書で、統一地方選が「過去10年間で最も競争のない選挙の一つ」になると指摘した。それでも、リベラル政党「ヤブロコ」は「平和のために!」というスローガンを掲げ、反戦を訴えている。  収監中の反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の陣営は「過激派組織」に指定され、選挙に参加できないが、統一ロシア候補を落選させる戦術「賢い投票」をモスクワ区議選で呼び掛けた。ナワリヌイ氏は最近、収監先を頻繁に変えられ、弁護士との面会も制限されているもようで、統一地方選に絡んだ圧力の可能性がある。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシア統一地方選の投票を呼び掛けるポスター=8日、モスクワ(AFP時事) 〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領=8日、モスクワ(AFP時事)
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