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新婚1割超「ネットで知り合った」=コロナ拡大期、職場・友人紹介は減―厚労省


 職場や友人の紹介による結婚が減り、SNSやマッチングアプリなどインターネットサービスを利用して知り合った夫婦が最近の結婚の13.6%を占めたことが、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が9日発表した出生動向基本調査で分かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、恋人や配偶者と知り合う環境が変化したとみられる。  調査は、妻が55歳未満の夫婦と、18歳以上55歳未満の独身者を対象に、昨年6月に実施。有効回答のあった初婚同士の夫婦6834組(有効回答率約73%)と独身者7826人(同約56%)を分析した。  知り合ったきっかけが「ネット」と回答した割合は、2015年7月~18年6月に結婚した夫婦は6.0%だったが、コロナ感染拡大期を含む18年7月~21年6月に結婚した夫婦は13.6%と倍増。一方、「職場や仕事」と答えた夫婦はそれぞれ28.2%、21.4%と低下傾向だった。  一方、独身者のうち、「いずれ結婚するつもり」と回答した18~34歳は男女とも6年前の前回調査から減少。平均希望こども数は男女とも1982年の調査開始以来最低を更新し、女性は初めて2人を下回り1.79人だった。  同研究所の岩沢美帆・人口動向研究部長は「未婚男女の結婚意欲や希望子ども数など、家族をつくる意欲は一段と引き下がる方向に変化した。子どもを持つことに対する価値観の変化が起きているのでは」と話している。 (了)【時事通信社】
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