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「海外有事」想定し、邦人輸送訓練=アフガン派遣受け刷新―防衛省


 防衛省は6日、海外の在留邦人を自衛隊機で退避させることを想定した輸送訓練を、北海道八雲町の航空自衛隊八雲分屯基地で公開した。昨年アフガニスタンに空自輸送機を派遣した経験を踏まえ、内容を刷新。外務省とも連携し、保護対象者の警護や身元照会の流れを実戦形式で確認した。  防衛省は昨年8月、米軍の撤退表明で混乱したアフガンの首都カブールから空自輸送機で邦人1人を含む15人を輸送。ただ、情報収集不足や派遣判断の遅れなどの問題点も指摘された。  訓練は仮想国で武装勢力が蜂起し、在留邦人の退避が必要になったという想定。防衛省や各基地など複数部署が連携した実際の流れに沿うシミュレーション形式で、こうした訓練は初という。   事態の変化に即応するために輸送機を周辺国(訓練では空自千歳基地)に先行させたり、外国人の輸送や人数増に備え身元照会にリストバンドを使ったりと、昨年の経験を踏まえて手順も見直した。  この日は八雲分屯基地を仮想国の空港に見立て、在留邦人を輸送機で運ぶ訓練を実施した。訓練では保護を求める現地住民に囲まれた施設から、陸自隊員が邦人約20人を輸送防護車(MRAP)に収容して空港まで移動。外務省職員が身元確認や渡航証明書の発行などを行った。台風11号の影響で輸送機の運航は中止された。  山崎幸二統合幕僚長は「在外邦人輸送は、いつどこで起きてもおかしくない。刻々と変化する情勢に対応できるよう実践的なミッションリハーサルを行った」と話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕防衛省の在外邦人輸送訓練で、空港に到着し、陸自の輸送防護車(MRAP)から降りる邦人役の男性=6日午前、北海道八雲町の空自八雲分屯基地 〔写真説明〕防衛省の在外邦人輸送訓練で、車両に乗り込む在外邦人役の人を警護する陸上自衛隊員=6日午前、北海道八雲町の空自八雲分屯基地
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