ＯＰＥＣプラス、減産で合意＝来月、日量１０万バレル

　【ロンドン時事】石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟・非加盟の産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」は５日、オンラインで閣僚級会合を開き、ロイター通信によると、日量１０万バレルの減産を１０月に実施することで合意した。世界的な景気減速への懸念を背景に、原油価格が下落傾向にあることを踏まえた対応とみられる。 　ロシアのウクライナ侵攻を受け、米原油先物は今年３月、１３年８カ月ぶりに１バレル＝１３０ドルを突破。６月以降は値下がりし、足元では９０ドルを割り込む場面もある。 　新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ＯＰＥＣプラスは２０２０年５月、世界需要のほぼ１割に相当する日量９７０万バレルの大幅な減産を実施。その後は段階的に増産し、生産目標は今年８月にコロナ前の水準に回復した。　【時事通信社】