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「元理事への謝礼、認識ない」=角川会長「お願いは当然」とも―取材応じる・五輪汚職


 東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、出版大手KADOKAWAの角川歴彦会長が5日取材に応じ、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で逮捕=の知人(73)のコンサルタント会社に計約7000万円を支払ったことについて「(謝礼という)認識は全くなく、(高橋容疑者に)渡ってないと思っている」と話した。一方で「理事なんだから(高橋容疑者に)お願いするのは当然」とも語った。   KADOKAWAは、2019年4月に組織委と出版分野でスポンサー契約を締結。直後から高橋容疑者の知人が社長を務める会社にコンサル料として計約7000万円を支払い、一部が高橋容疑者に渡った疑いが指摘され、東京地検特捜部が調べている。  角川会長は時期は覚えていないとしながら、スポンサー選定過程で、コンサル社長らと共に高橋容疑者と組織委内で2回面会したと説明。初回はスポンサーに立候補していると伝えると「結構ですね」と返事があり、「スポーツ関係の権利をお願いします」とあいさつしたという。  2回目は「『許可が下りるのが随分遅いですね』と言ったのは覚えている。高橋さんは(周囲に)『手早くやってあげなさいよ』と言ってくれたので、お願いして良かった」と明かした。  角川会長は「組織委が高橋さんを電通の窓口にしたんだと思う。高橋さんは理事なんだからお願いするのは当然」と語った。  電通で雑誌担当だった知人の社長とは以前から交流があったという。「久しぶりに会ったが、電通の人だなと思っていた」と話した。コンサル料の計約7000万円は五輪事業も含めたスポーツ全般のコンサル料で「何ら問題ない」と強調。高橋容疑者への謝礼との認識を問われ、「そういう認識はない。社員を信じている」と話した。  一方、特捜部は5日、電通の販売協力代理店の選定をめぐって高橋容疑者に知人の会社を介して現金を支払った疑いがあるとして、贈賄容疑で広告大手「大広」(大阪市)本社や東京本社を家宅捜索した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕記者の質問に答えるKADOKAWAの角川歴彦会長=5日、東京都千代田区(代表撮影)
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