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「元理事の仲介、認識ない」=KADOKAWA幹部、聴取に―スポンサー選定めぐり・五輪汚職


 東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で逮捕=が出版大手KADOKAWAのスポンサー契約を仲介した疑惑について、同社経営幹部が東京地検特捜部の任意聴取に「高橋氏の関与は認識していなかった」との趣旨の説明をしていることが3日、関係者の話で分かった。  KADOKAWAは同日、「東京地検の任意捜査に協力していることは事実。捜査に全面的に協力する」とコメントした。同社が高橋容疑者の知人の会社に支払ったコンサルタント料計約7000万円の一部が同容疑者に渡った疑いが出ており、特捜部は五輪事業に関わった幹部らから事情を聴くなどしている。   関係者によると、KADOKAWAは2019年4月、組織委と「書籍・雑誌の出版サービス」分野でスポンサーのオフィシャルサポーター契約を締結。直後の同月中、電通出身で高橋容疑者の知人が社長を務める東京都内のコンサル会社と契約を結んだ。  コンサル料は毎月の支払いで、15回前後にわたって計約7000万円に上ったという。  高橋容疑者は約9年前にコンサル会社の役員を一時務め、社長と電通時代から親交があった。社長を通じてKADOKAWAのスポンサー権獲得の意向を知り、募集窓口を担った電通や組織委マーケティング局に働き掛けたほか、コンサル料の一部が同容疑者に渡った疑いがあるという。  特捜部の任意聴取に、KADOKAWA幹部は「高橋氏のことは知らなかった。コンサル契約時も名前は出ておらず、契約を持ち掛けられてもいない」と説明。「契約目的は五輪スポンサーを務めるに当たってのガイダンスや組織委に要望する(公式ライセンス商品の)書籍などスポーツ事業全般への助言だった」などと話している。  高橋容疑者はAOKIホールディングス前会長の青木拡憲容疑者(83)=贈賄容疑で逮捕=らからスポンサー契約などで便宜供与を依頼され、謝礼としてコンサル料名目で計5100万円を受領したとして逮捕された。6日に勾留期限を迎える。(了)【時事通信社】
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