小池栄子（43）と仲野太賀（31）が、宮藤官九郎（53）がオリジナル脚本を手がける、フジテレビ系7月期「新宿野戦病院」（水曜午後10時）でダブル主演を務めることが20日、分かった。
小池、仲野は初共演。ともに同局系GP帯（午後7時～11時）で初主演を飾る。 物語は新宿・歌舞伎町の病院を舞台に、アメリカ国籍の元軍医の女医・ヨウコ・ニシ・フリーマン（小池）と、金もうけ主義で趣味は港区女子とのギャラ飲みという派手な美容皮膚科医・高峰享（仲野）の、ホストやキャバ嬢、トー横キッズなど多様な“ワケあり”登場人物たちとの交わりを描く。「クドカン」らしいユーモアを織り交ぜながらも、「命」の尊さを投げかける“救急医療”エンターテインメントだ。
実力派俳優2人にヒットメーカーという手堅い顔触れ。小池は22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で「第31回橋田賞」を受賞するなど、昨今女優としての評価がうなぎのぼり。仲野は、放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインの夫役で存在感を発揮し、26年放送予定の大河ドラマ「豊臣兄弟！」で主演を務める若き実力派。
「クドカン」といえばヒット作。幅広い世代から支持を得たTBS系「不適切にもほどがある！」が記憶に新しいほか、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」などを生んできた。主演2人の起用は宮藤たっての希望。「深刻になり過ぎず、かといって軽くなり過ぎない絶妙なあんばいを理解してくれるに違いないと思った」と信頼を寄せる。小池は「絶対に期待を裏切らない作品にします」とし「今作もさすがの一言しかありません。やり場のない思いや社会問題を、宮藤さんならではの笑いと鋭さで描かれていて、見事な群像劇になっています」とコメント。仲野は「主演と聞いて、とにかくうれしかったです。『新宿野戦病院』と聞くと緊張感のあるタイトルですが、安心してください、コメディーです（笑い）楽しんでもらえるよう頑張ります」と呼びかけている。
