沖縄は暴風高波警戒＝台風１１号、先島諸島南方に―気象庁

　猛烈な台風１１号は１日午前、沖縄県・先島諸島の南海上を南西へ進んだ。沖縄本島の南東海上には熱帯低気圧もあり、気象庁は暴風や高波に警戒するよう呼び掛けた。 　１１号は３日午前まで先島諸島の南海上にとどまり、その後は同諸島付近を通過して東シナ海を北上する見込み。進路が東寄りになった場合は５日から６日にかけて九州に接近、上陸する恐れがあり、注意が必要。 　与那国島では１日午前７時４０分に最大瞬間風速２２．６メートル、石垣島では午前５時５０分に同２０．９メートルを観測した。 　１１号は１日午前９時、宮古島の南約２５０キロの海上を時速２５キロで南西へ進んだ。中心気圧は９２０ヘクトパスカル、最大風速５５メートル、最大瞬間風速７５メートル。半径９５キロ以内が風速２５メートル以上の暴風域、北西側３９０キロ以内と南東側２２０キロ以内が風速１５メートル以上の強風域。　（了）【時事通信社】