死亡は空港管理会社社長ら＝高速バス炎上、運転手も―愛知県警

　名古屋市北区の名古屋高速道路で大型バスが横転、炎上して９人が死傷した事故で、愛知県警は３０日、死亡した２人の身元について、乗客で県営名古屋空港（同県豊山町）を管理運営する「名古屋空港ビルディング」（同）社長の利光克仁さん（６４）＝同市千種区＝と、バス運転手で運行会社「あおい交通」（同県小牧市）社員の大橋義彦さん（５５）＝同市守山区＝と確認したと発表した。 　県警などによると、利光さんは出勤途中で、バス前方の席に座っていたとみられる。遺体は後方から見つかった。大橋さんの遺体は運転席付近で見つかっており、２人とも焼死の可能性が高い。　 　事故は２２日午前１０時すぎに発生。バスは名古屋市中心部から県営空港などに向かっており、左右に揺れる不安定な走行をした後、減速せずに分離帯に衝突したとみられる。県警は大橋さんの体調に異変が生じた可能性を含め、原因を調べている。（了）【時事通信社】