宮内庁、ＳＮＳで発信検討＝「正しい情報、積極的に」

　宮内庁は３０日、インターネット交流サイト（ＳＮＳ）を用いた皇室の情報発信を検討すると発表した。２０２３年度予算の概算要求で担当参事官ら関連する計３人の増員を要求しており、２３年度以降の運用を目指す。同庁は「週刊誌やＳＮＳで皇室に関する誤った情報も出ており、正しい情報を積極的に発信していく」としている。　 　同庁は現在、ホームページ（ＨＰ）で情報発信しているが、ＳＮＳでの発信が実現すれば初の試みとなる。同庁が直接正しい情報を伝えるべきだとする外部からの指摘を踏まえたという。 　今後、ツイッターやインスタグラムなど、どういった媒体を利用するかや、システム構築といった具体的な検討を進める。既にＳＮＳを導入している英国やスペインなどの王室の例も参考にするという。ＨＰも全面的に刷新する予定。（了）【時事通信社】