ロシア極東演習、１日からに変更＝規模縮小、北方領土実施に日本警戒

　ロシア国防省は２９日、極東を管轄する東部軍管区で予定している大規模軍事演習「ボストーク（東方）２０２２」について、先に公表した日程を先送りし、兵員５万人以上で９月１～７日に行うと発表した。４年前の前回に引き続き、中国軍も参加。演習場所にロシアが事実上支配する北方領土の択捉島や国後島の地名も含まれており、日本政府が警戒している。 　ただ、前回のボストークは約３０万人が参加したとされている。ウクライナ侵攻には東部軍管区の部隊も投入され、甚大な人的損害が伝えられる中、規模の縮小を余儀なくされた形だ。　【時事通信社】