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三菱電機と新入社員遺族和解=パワハラ自殺、社長が謝罪


 三菱電機の新入社員だった20代男性が2019年に自殺し、上司のパワハラが原因として労災認定された問題で、同社が遺族に解決金を支払い、役員を含む全社員に毎年ハラスメント防止研修を実施することなどで、裁判外での和解が成立した。漆間啓社長は26日までに遺族に直接謝罪した。遺族代理人の弁護士が同日、明らかにした。  和解は23日付で、金額は非公表。  合意書によると、上司は過去にも別の社員に対するパワハラがあった。三菱電機は安全配慮義務違反を認めた上で、「何度も同種事件を引き起こしてきた企業風土を根本から見直す」と強調。研修の実施状況などを、少なくとも5年間は遺族に文書で報告するとしている。  遺族は「息子の死を無駄にすることなく、二度とこのようなことが起こらないよう改善してほしい」とのコメントを発表。三菱電機は「労務問題の再発防止を徹底する」としている。  男性社員は19年4月に入社後、7月から兵庫県尼崎市の生産技術センターに勤務していたが、8月に自殺。遺書には、教育担当の上司から「次同じ質問して答えられんかったら殺すからな」と言われたとの記載があった。  上司は自殺教唆容疑で書類送検されたが、神戸地検は嫌疑不十分で不起訴処分とした。遺族側はその後労災申請し、21年2月に認定された。 (了)【時事通信社】
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