「二度と起きないよう決意」＝谷国家公安委員長が現場視察―安倍氏銃撃

　安倍晋三元首相が奈良市で銃撃され死亡した事件で、谷公一国家公安委員長は２２日、現場となった同市の近鉄大和西大寺駅前を視察した。視察後「現場をこの目で見たいと思って来た。二度と起きないようにしなければならないと決意を新たにした」と話した。 　谷氏は事件現場で手を合わせて黙とうし、奈良県警の鬼塚友章本部長から事件の概要や当日の警備状況について説明を受けた。　 　視察後、記者団に対し「大変重大で残念な結果を招いた警護の問題点をしっかりと洗い出し、具体的な対策を講じることが必要だ」と語った。警察庁は今月下旬に警護の検証と見直しの結果をとりまとめる方針。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕事件現場を視察する谷公一国家公安委員長（中央手前）＝２２日午前、奈良市