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大会開幕直前まで便宜依頼=AOKI前会長ら、元理事に―会食やゴルフ頻繁・五輪汚職


 東京五輪・パラリンピックのスポンサー選定などをめぐる汚職事件で、紳士服大手AOKIホールディングス前会長の青木拡憲容疑者(83)=贈賄容疑で逮捕=らが大会開幕直前まで、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で逮捕=に接触し、五輪事業に関して便宜を図ってもらうよう依頼していたことが20日、関係者への取材で分かった。  青木容疑者らは共に会食したり、ゴルフをプレーしたりして頻繁に接触していたという。東京地検特捜部は、AOKI側がスポンサー選定をはじめ、公式ライセンス商品の販売計画など多岐にわたって高橋容疑者を頼っていたとみて、事件の全容解明を進めている。  関係者によると、青木容疑者らは2017年1月以降、大会スポンサーの地位獲得に向け、高橋容疑者が経営する東京都内の高級ステーキ店や、ゴルフ場で接触を重ねたという。  同年夏ごろには高橋容疑者からスポンサー内定を伝えられ、18年秋ごろ公式ライセンス商品の販売促進などを求めた要望書を高橋容疑者に提示。18年10月に正式にスポンサー契約が公表された後も頻繁に接触し、ライセンス商品の販売審査の迅速化などを求めていた。  AOKI側からの要求は、大会開幕直前の21年6月まで続き、高橋容疑者は青木容疑者らの意を受けて組織委や専任代理店の電通に働き掛けていたとみられている。  高橋容疑者は依頼を受けた時期と重なる17年10月~22年3月、AOKI側からコンサルタント料名目で計5100万円の賄賂を受け取った疑いが持たれている。任意段階から取り調べに「ゴルフ事業などで助言した正当な対価で、五輪に関して相談を受けていない」などと一貫して容疑を否認している。  しかし、月100万円だったコンサル料は、大会閉幕後の21年10月以降、月50万円に減額された。高橋容疑者は「新型コロナウイルス禍でAOKIの業績が悪化したため」と主張しているが、特捜部は五輪事業に関して相談を受けていた状況証拠とみて調べている。 (了)【時事通信社】
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