「吉祥寺駅で無差別殺人」＝同級生装い予告、男を書類送検―警視庁

　他人のインスタグラムのアカウントを乗っ取り、ＪＲ吉祥寺駅（東京都武蔵野市）での無差別殺人を予告したなどとして、警視庁捜査１課は１９日、偽計業務妨害容疑などで横浜市の会社員の男（２５）を書類送検した。高校時代の同級生を装って投稿しており、「恨みがあった」と容疑を認めているという。 　送検容疑は昨年１０月７日～今年４月２日、「ＪＲ吉祥寺駅で無差別大量殺人を起こす」とインスタグラムに投稿したり、ＪＲ東日本の問い合わせフォームに「横浜、新宿、渋谷、吉祥寺駅のどこかに小型爆弾を仕掛けた」とメッセージを送ったりして、駅員に警戒を強いるなどした疑い。 　同課によると、パスワードをランダムに試して乗っ取った２人のアカウントを使用。同級生を装うため、プロフィルに名前や顔写真を無断で使うなどしていた。「中学、高校在学中にいじめられた復讐（ふくしゅう）をするためだった」と供述しているという。　 　発信元を隠すため、商業施設の無料Ｗｉ―Ｆｉ（ワイファイ）を使って投稿していたが、インスタグラムの接続履歴や周辺の防犯カメラ映像から関与が浮上した。（了）【時事通信社】