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ブラジル大統領選挙戦、始まる=左派ルラ氏の返り咲き有力―10月2日投開票


 【サンパウロ時事】南米ブラジルで15日、大統領選挙(10月2日投開票)の立候補が締め切られ、再選を目指す右派ボルソナロ大統領(67)ら12人が中央選管に当たる高等選挙裁判所に出馬を届け出た。選挙戦は16日に公式に開始。ボルソナロ氏と左派ルラ元大統領(76)の事実上の一騎打ちだが、ルラ氏が返り咲きを果たすとの見方が有力だ。  地元調査会社FSBが15日に公開した世論調査によると、ルラ氏の支持率は45%、ボルソナロ氏は34%。IPEC社ではルラ氏が44%、ボルソナロ氏が32%だった。10月2日の投票で有効投票の過半を制する候補が出なかった場合、決着は同30日の上位2候補による決選投票に持ち越される。  ボルソナロ氏は、国庫を圧迫してきた年金改革を断行。財政規律を重視し、国営企業の民営化を進めるなど「小さな政府」を目指し、成果を挙げてきた。一方で、社会的少数派に対する暴言や新型コロナウイルスの感染拡大を軽視する姿勢などで物議を醸し、特に貧困層から忌避されている。  ルラ氏は、手厚い労働者保護政策や低所得層向け現金給付制度「ボルサ・ファミリア」など、貧困層の支持を得た自身のレガシー(遺産)の復活を主張。国有石油会社ペトロブラスや電力公社エレトロブラスの民営化に強く反対しているほか、歳出上限の撤廃を主張しており、「大きな政府」志向が目立つ。  ボルソナロ氏は公式な選挙戦突入前から、退任後に収賄罪で一時収監されたルラ氏を「悪党で品格がない飲んべえ」とやゆ。ルラ氏もボルソナロ氏を「ひきょう者」「うそつき」と攻撃するなど、早くも中傷合戦が繰り広げられている。  ボルソナロ氏が前回選挙の遊説中に暴漢に腹部を刺され負傷したことや、日本で安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件がブラジルで大きく報じられた経緯を踏まえ、今回の選挙では両陣営とも候補の安全確保に神経をとがらせている。ルラ氏は15日に予定されていた地元サンパウロでの支持者集会を「安全面で疑問がある」としてキャンセルした。 【時事通信社】 〔写真説明〕ブラジルのボルソナロ大統領(左)とルラ元大統領(AFP時事)
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