２歳児熱中症死、祖母ら起訴＝保護責任者遺棄致死罪など―大阪地検支部

　大阪府富田林市の集合住宅で小野優陽ちゃん（２）が放置され熱中症で死亡した事件で、大阪地検堺支部は１０日、逮捕監禁と保護責任者遺棄致死の罪で、祖母の小野真由美容疑者（４６）と同居する桃田貴徳容疑者（５０）＝いずれも同市＝を起訴した。 　起訴状によると、両容疑者は６月２４～２７日、計約５７時間にわたり優陽ちゃんを板で囲ったベビーサークル内に閉じ込めた上、２７日から２９日まで両手足を粘着テープで縛り、十分な水分などを与えずに放置し、熱中症で同日死亡させたとされる。 　府警によると、小野容疑者らは２７日から大阪市此花区のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）」近くのホテルに連泊するなどしていたという。　（了）【時事通信社】