starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

中国、処理水で日本批判=ロシアは核でけん制―NPT再検討会議


 【ニューヨーク時事】米ニューヨークの国連本部で2日、核拡散防止条約(NPT)再検討会議2日目の一般討論演説が行われ、中国とロシアの代表が登壇した。中国は東京電力福島第1原発の処理水をめぐり、日本を名指しで批判。ロシアは西側諸国が同国による核兵器使用の「引き金を引き得る」と警告した。  中国はかねて処理水の海洋放出に反対を表明している。同国外務省の傅聡軍縮局長はこの日の演説で、処理水を「汚染水」と表現。「原子力の平和利用は、自然環境や人間の健康を犠牲にして成り立つものであってはならない」と主張した。  これに対し、日本の小笠原一郎軍縮大使が答弁権を行使し「放射性物質の濃度は規制基準を大幅に下回るもので、汚染水ではない」と反論。原子力規制委員会は先月、東電の海洋放出計画を認可し、海底トンネルなどの設備は来年春ごろまでに完成予定だ。  傅氏はまた、これまでの一般討論演説で懸念の声が上がった中国の核戦力増強について「どの国とも規模を競うことはない」と強調。米国防総省は中国の核弾頭数が2030年までに1000発に増加すると予測するが、傅氏は世界の核弾頭の計9割を保有する米ロによる軍縮が先決だと述べた。  一方、ウクライナ侵攻について非難が相次ぐロシアからは外務省高官が出席し「ロシアが核兵器を使用すると脅しているというのは受け入れがたい臆測であり、強く拒絶する」と反発。同国が核兵器を用いるのは大量破壊兵器が使われたり、国の存続が脅かされたりした場合だけだと言及しつつも「西側諸国がわれわれの決意を試そうとするなら、ロシアは引き下がらない」とけん制した。 【時事通信社】 〔写真説明〕核拡散防止条約(NPT)再検討会議に出席する中国代表団=1日、米ニューヨーク(ロイター時事)
    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.