「核なき世界」へ努力継続＝ＮＰＴ再検討会議開幕で―バイデン米大統領

　【ワシントン時事】バイデン米大統領は１日、核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議の開幕に際して声明を出し「核兵器の責任ある管理者となり、『核兵器のない世界』という究極の目標に向けて努力を続ける」と改めて表明した。 　バイデン氏は「ＮＰＴの健全性は常に、米ロ間の有意義な軍備制限に懸かっている」と指摘。その上で、新戦略兵器削減条約（新ＳＴＡＲＴ）が２０２６年に期限切れになることを踏まえ、ロシアに後継体制をめぐる交渉に応じるよう求めた。 　中国に対しても「核保有国として、誤算のリスク減や不安定化する軍事力学に対処するための協議に加わる責務がある」と呼び掛けた。　【時事通信社】 〔写真説明〕バイデン米大統領＝７月１５日、サウジアラビア西部ジッダ（ＡＦＰ時事）