捕虜収容所爆発、５０人超死亡＝ウクライナがロシア非難

　ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派支配地域にあるウクライナ兵捕虜収容所で２９日未明、爆発が起きた。ロシア国営メディアは「ウクライナ軍の砲撃で少なくとも５３人が死亡した」と報道。ウクライナ側は、ロシアによる自作自演で「捕虜の拷問や殺害の証拠隠滅を図った」（軍参謀本部）と非難した。 　ロシア国防省は６月末時点で、ウクライナ側から投降するなどした捕虜が６０００人以上に上っていると明らかにした。双方の捕虜交換は滞っており、収容所の爆発をめぐる応酬は中断したままの停戦交渉にも影響を与えそうだ。　【時事通信社】 〔写真説明〕破壊されたウクライナ東部ドネツク州エレノフカの捕虜収容所（ロシア連邦捜査委員会が２９日提供）（ＡＦＰ時事）