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中学理科、実験2割減=背景にコロナ影響も―学力テスト


 全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)では、学校や児童生徒に対し、新型コロナウイルスの影響を尋ねるアンケート調査も実施された。「理科の授業で、週1回以上観察や実験をする」と回答した中学校の割合は、2018年度の前回調査から約2割減少。文部科学省は「コロナの影響で児童生徒が近い距離で行う観察や実験を控えた結果、数が減ったのではないか」と分析している。  アンケートは前年度の理科の授業で、1クラス当たりどの程度観察や実験を行ったかを調べた。「週1回以上」と回答したのは小学校が44.9%(前回61.1%)、中学校が45.8%(同64.6%)にとどまった。  一方で、理科に対する児童生徒の関心は上昇した。「理科の勉強が好きか」との質問に肯定的な回答をした中学3年の割合は、前回より3.5ポイント高い66.4%となった。「理科の勉強は大切だと思うか」との問いにも、前回より6.2ポイント高い77.1%が肯定的に回答した。文科省の担当者は「指導改善など教育現場の努力により、児童生徒の関心が向上したのではないか」と推測した。  調査結果からは、新型コロナの影響で子どもと地域のつながりに影響が出ていることもうかがえた。「地域の行事に参加しているか」との問いに肯定的に回答した割合は小6で52.5%、中3で39.5%だった。コロナ前の19年度に実施した調査での回答は小6が67.8%、中3が49.9%で減少傾向が続いている。  ただ、コロナ禍の影響による休校は少なく、約95%の小中学校が21年度の休校日数を「10日未満」と回答した。文科省は「休校日数と各教科の平均正答率との間に相関関係は見られなかった」としている。 (了)【時事通信社】
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