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中学理科、正答率大幅減=実験計画の検討過程に課題―全国学力テスト・文科省


 文部科学省は28日、小学6年と中学3年を対象に4月に実施した2022年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。4年ぶりに実施された理科は、中学の全国平均正答率が前回(18年度)から約17ポイント減の49.7%と大幅に減少した。文科省は「実験方法に関する問題で、計画が適切かどうか検討する過程に課題が見られた」としている。  テストには全国国公私立の約2万9000校から、約191万人の児童生徒が参加。国公立の参加率は小中いずれも95%を超える一方、私立は小学校50.8%、中学43.7%だった。  全国の平均正答率は、小学校では国語65.8%(前回64.9%)、算数63.3%(同70.3%)、理科63.4%(同60.4%)、中学校は国語69.3%(同64.9%)、数学52.0%(同57.5%)、理科49.7%(同66.5%)。   中学理科では、力を加えると磁気ばねがどの程度縮むかという実験に関し、得られた考察が妥当かを確認するための測定値の増やし方について出題された。具体的な力の大きさを挙げて測定値をより小刻みにすることなどが正解だったが、同じ実験を繰り返すなどの誤答が14.4パーセントに上り、正答率は43.8パーセントにとどまった。  問題を作成した文科省の担当者は「教科書にもあまり載っていない(観察実験の)場面を設定したので、生徒が対応できなかった面もあると思う。(出題側の)メッセージとして高めの球を投げたのが、結果にも表れたのではないか」と話した。  都道府県別では、小学校が国語と理科の2科目で秋田、算数は石川が1位。中学校は国語で石川と秋田が同率1位、数学、理科は石川が1位だった。(了)【時事通信社】
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