すかいらーくホールディングス(HD)が運営するファミリーレストラン「ジョナサン」の東京都内の店舗で、男性店長が部下の30代男性社員を殴り肋骨(ろっこつ)を折るけがをさせていたことが22日、分かった。店長は4月に懲戒解雇された。社員が加入する労働組合の総合サポートユニオンが記者会見して明らかにした。 同労組によると、店長は2020年9月~今年4月、ミスを理由に「死ね」などと暴言を吐き、殴る蹴るなどの暴力を振るった。社員は昨年8月には右肋骨を折られた。精神疾患を発症して休職中で、傷害容疑での刑事告訴も検討している。 店舗の客からは、店長らしき男性の怒鳴り声に関するクレームが会社側に4回寄せられたが、適切な対応は取られなかった。社員は店長から長時間のサービス残業を強いられたとも訴えている。 すかいらーくHDは「ハラスメント研修の強化などを図り、再発防止の徹底に努める」とコメントしている。 (了)【時事通信社】
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