ロシア軍が空爆継続、東部で死者＝前線には傭兵部隊投入―ウクライナ

　【ブリュッセル時事】ロシア軍はウクライナ東部や南東部各地で激しい空爆を継続している。１８日には東部ドネツク州トレツクで６人が犠牲となった。また、英国防省は同日の戦況報告で、ロシアは前線強化のため民間軍事会社「ワグネル」の傭兵（ようへい）部隊を投入していると指摘。進軍に貢献する一方、人的損失も大きいと分析した。 　ウクライナ当局によると、トレツクは１８日朝に空爆を受け、市内の２階建ての建物が倒壊。現場や搬送先の病院で計６人が死亡した。また、ドネツク州クラマトルスクのゴンチャレンコ市長は１８日、同市内の工業地帯に「４発の空爆があった」とフェイスブックに投稿した。 　ウクライナのメディアによると、南東部ドニプロペトロウシク州ニコポリでも１７日夜以降、ロケット弾とみられる６０発以上が住宅街などに着弾した。レズニチェンコ州知事が通信アプリで明らかにした。７５歳の女性が負傷したという。　【時事通信社】 〔写真説明〕１７日、ウクライナ東部ドネツク州トレツクで、空爆を受けた現場に立つ女性（ＡＦＰ時事）