サウジ、全航空会社に領空開放＝米大統領訪問合わせ

　【カイロ時事】サウジアラビアの民間航空当局は１５日、ツイッターを通じ「上空通過の要件を満たすすべての航空会社に領空を開放する」と発表した。バイデン米大統領が同日午後にサウジを訪問するのに合わせ、イスラエルへの領空開放に踏み切る方針を示した。 　サリバン米大統領補佐官（国家安全保障担当）は声明を出し、バイデン氏が領空開放の決定を歓迎していると表明。決定は「より安定し、統合された中東地域への道を開く。米国やイスラエルの繁栄、安全にも重要だ」と強調した。 　イスラエルはアラブ諸国との関係改善を進めており、サウジとの関係正常化も目指している。バイデン氏はイスラエルとサウジの関係正常化について「時間はかかるだろう」としつつ、楽観的な姿勢を示している。　【時事通信社】