東部スラビャンスクへ攻撃続く＝州境界でロ軍に抗戦―ウクライナ

　【イスタンブール時事】ウクライナに侵攻したロシア軍は、東部ドネツク州スラビャンスクに連日激しい攻撃を仕掛けている。ウクライナ当局者は６日、ドネツク州へのロシア軍進撃を防ぐため、同州とルガンスク州の境界地帯で抗戦を続けていると明らかにした。 　スラビャンスクでは５日、攻撃が中央市場に及び、少なくとも２人が死亡した。ドネツク州のキリレンコ知事は６日、港湾都市マリウポリとボルノバハを除く同州で、これまでに５７０人の民間人が死亡したと発表した。 　ドネツク州では２月下旬の侵攻開始当初から、マリウポリとその北方のボルノバハが激しい攻撃にさらされ、合わせて２万人を超える犠牲者が出たとされる。ロシア軍は現在、既に制圧したこれら２都市以外を標的に、作戦を展開している。　【時事通信社】 〔写真説明〕５日、ウクライナ東部ドネツク州スラビャンスクで、攻撃を受けて炎を上げる中央市場（ＡＦＰ時事）