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犠牲27人の冥福祈る=不明1人の一斉捜索―熱海土石流1年で追悼式・静岡


 関連死を含め27人が死亡し、1人が行方不明となった静岡県熱海市の土石流災害は3日、発生から1年を迎えた。同市の伊豆山小学校では追悼式が開かれ、県警と海上保安庁などは行方が分かっていない太田和子さんの一斉捜索を実施した。  追悼式には遺族44人と県と市の幹部らが参列。斉藤栄市長は「被災された方々と一丸となって復旧、復興に全力で取り組む」と弔辞を述べ、川勝平太知事は「命を守る安全な地域づくりを推進していく」と決意を新たにした。市長らは土石流発生の第一報が消防に入った午前10時28分に伊豆山港で黙とうをささげた。   長女の西沢友紀さん=当時(44)=を亡くした小磯洋子さん(72)は式典後の取材に、「この1年をどう過ごしてきたか覚えていない。涙しない日はなかったし、これからもそうだと思う」と言葉を詰まらせた。  一斉捜索は県警約170人、下田海上保安部など約30人の計約200人態勢で実施した。巡視船や民間ダイバーらは土砂が流れ込んだ伊豆山港周辺の海域を捜索。機動隊員らは原則立ち入りが禁止されている警戒区域などを調べ、山本和毅県警本部長は「可能性がある限り諦めない。決意を新たに、捜索に全力を尽くす」と語った。  市内の土砂集積場では6月、太田さんの診察券が見つかっており、機動隊員らは手作業で土砂を掘り起こして確認した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕静岡県熱海市で起きた土石流災害の追悼式で献花する遺族=3日午前、静岡県熱海市 〔写真説明〕土石流災害の発生から1年を迎え、黙とうをささげる川勝平太・静岡県知事(右)と斉藤栄・熱海市長=3日午前、同市伊豆山港
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