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逮捕の祖母ら「水掛けろ」指示=女児死亡、熱中症の危険性認識か―大阪府警


 大阪府富田林市で小野優陽ちゃん(2)が放置され死亡した事件で、逮捕された祖母の小野真由美容疑者(46)らが、優陽ちゃんを発見した家族に対し、水を掛けるよう指示していた疑いがあることが2日、捜査関係者への取材で分かった。  捜査関係者によると、倒れている優陽ちゃんを最初に発見したのは学校から帰宅した小野容疑者の四男(15)。四男は外出していた同容疑者らに連絡を取ると、水を掛けるよう指示されたという。府警捜査1課は、優陽ちゃんが熱中症になる危険性を同容疑者らがある程度認識しながら外出した可能性があるとみて、保護責任者遺棄致死容疑も視野に調べを進めている。  また、優陽ちゃんが倒れていたベビーサークルは、四方が板で覆われた状態だったことも判明した。サークル内の通気性が悪化して、優陽ちゃんが熱中症になった可能性がある。  小野容疑者は、6月29日午前5時ごろから約11時間にわたり、孫の優陽ちゃんを富田林市の集合住宅内にある自宅の一室に放置した疑いで、同居する桃田貴徳容疑者(50)と共に逮捕された。2人は容疑を認め、大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に行っていたと供述している。  優陽ちゃんは高さ88センチのベビーサークル内で口から血を流して倒れている状態で発見された。死因は熱中症で、脱水症状を起こして吐血したとみられている。 (了)【時事通信社】
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