「以前も部屋に残して外出」＝死亡女児の放置常態化か―逮捕の祖母ら供述・大阪府警

　大阪府富田林市の集合住宅の一室で、放置された女児（２）が死亡しているのが見つかった事件で、保護責任者遺棄容疑で逮捕された祖母の小野真由美容疑者（４６）らが「以前にも部屋に残して外出したことがある」という趣旨の供述をしていることが１日、捜査関係者への取材で分かった。 　大阪府警捜査１課は同日、小野容疑者らを送検。女児の放置が常態化していた可能性もあるとみて調べている。 　小野容疑者は、６月２９日午前５時ごろから約１１時間にわたり孫の優陽ちゃんを自宅に放置した疑いで、同居する桃田貴徳容疑者（５０）と共に逮捕された。２人は容疑を認め、大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）に行っていたと供述している。　 　捜査関係者によると、小野容疑者らは過去に少なくとも数回、優陽ちゃんを置き去りにして外出していたことがあったといい、府警が裏付けを進めている。 　司法解剖の結果、優陽ちゃんの死因は熱中症と判明。脱水症状を起こして吐血したとみられている。あざなど目立った外傷はないが、府警は虐待の有無についても捜査する。（了）【時事通信社】