反Ｇ７デモ、想定より小規模＝ウクライナが影響？―独

　【エルマウ時事】ドイツ南部エルマウでの先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）開幕を翌日に控えた２５日、Ｇ７が気候変動対策や世界の不公正是正に取り組んでいないなどと抗議する「反Ｇ７」デモが南部ミュンヘンで行われた。ただ、警察によると参加者数は約３５００人と、想定されていた２万人を大きく下回った。 　ＤＰＡ通信によると、デモの届け出を行った元連邦議会（下院）議員、ウーウェ・ヒクシュ氏は、各国がロシアの侵攻を受けるウクライナを懸命に支援する中で、「今は首脳らに反対の姿勢を示す時ではない」と考えた人が多かったため、参加者が少なかったと話した。 　独メディアによると、一部で警察とデモ隊との衝突があったが、デモはおおむね平和的に行われた。ただ、エルマウやその周辺では２６日以降も複数のデモが計画されており、警察は警戒を呼び掛けている。　【時事通信社】