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被災者「すべて破壊された」=停電、土砂崩れで救援難航―アフガン地震


 アフガニスタン東部で発生した地震の被災地では24日も、当局による捜索や救助活動が続いた。大きな被害の出たパクティカ州では複数の村が壊滅状態となり、住民は「すべて破壊された」と悲嘆に暮れる。電力供給停止やアンテナ倒壊による通信途絶に加え、土砂崩れで道路が寸断されるなどし、困難な救援活動を余儀なくされている。  AFP通信によれば、アフガンでは1998年に北東部のタハル、バダフシャン両州で5000人が死亡する地震が発生。今回はそれ以来となる大きな被害をもたらした。  「自宅から出てみると静寂に包まれていた。すべての住民が自分の家の下敷きになっていたからだ。ここには何も残っていない」。パクティカ州ベルマル地区のザイトゥラー・グルジワルさん(21)は23日、AFPの取材に力なく語った。  アフガンでは昨年8月、イスラム主義組織タリバンが20年ぶりに権力を掌握。女性の権利制限など国民への統制を強めている。タリバン暫定政権高官のアナス・ハッカニ氏は地震後、ツイッターで「国際社会や援助団体がこの苦しい状況下で助けてくれると期待する」と表明したが、国際社会で孤立感の強い暫定政権の下、スムーズな救助活動が可能かは不透明だ。  国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、被災地にテントや毛布などの支援物資を供給。世界食糧計画(WFP)はパクティカ州に対し、1万4000人分の食料を送った。  だが、山岳地帯にあるベルマル地区の村々には、いまだ食料などが行き届いていない。グルジワルさんは「毛布もテントもシェルターもない。水の供給システムも破壊された」と嘆いた。  被害実態の把握や被災者の救助も難航している。州の情報当局者は23日、「通信網が整備されておらず、現場から情報を得るのは非常に困難だ」と強調。前日の豪雨で洪水が起き、被災地入りも難しいという。 【時事通信社】 〔写真説明〕23日、地震被害を受けたアフガニスタン東部パクティカ州の村で救助活動に当たる人々(AFP時事)
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