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進級につれ「眼軸長」伸長=近視も進行、女子に顕著―初の小中生実態調査・文科省


 文部科学省は23日、2021年度に初めて行った「児童生徒の近視実態調査」の結果を公表した。長いほど近視の度合いが強いとされる目の角膜から網膜までの「眼軸長」を測定したところ、学年が上がるにつれて長くなっていた。裸眼視力も進級に伴い低下しており、女子の方がより顕著だった。  調査に携わった東京医科歯科大の大野京子教授(眼科学)は「(主観的な申告による裸眼視力などに比べ)眼軸長は正確性の高い数値で、将来的には近視の発症などを定義できるようになることも期待されており、今回の調査は非常に有意義」と話した。  調査は全国29校の小中学生約8600人を対象に、昨年4~12月に実施。眼軸長の平均は、小1の男子は22.96ミリ、女子は22.35ミリだったが、中3では男子が24.61ミリ、女子が24.18ミリとなっていた。  裸眼視力が1.0以上の割合は小1で約8割だが、中3では約4割まで低下。0.3未満の割合は、男子が小1で1.00%だが、中3では25.52%に、女子は小1の1.67%が中3では35.61%にそれぞれ増加した。  同省は、小中学生に1人1台の情報端末を配備するGIGAスクール構想による視力への影響に関心が高まっていることなどから調査した。生活習慣に関するアンケートも行っており、3年程度調査を継続して視力低下の予防策につなげる方針だ。 (了) 【時事通信社】
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