評価ルール「透明性高めて」＝食べログめぐる訴訟で代理人

　グルメサイト「食べログ」の評価ルール（アルゴリズム）をめぐる訴訟で、原告の焼き肉チェーン「韓流村」代理人を務める皆川克正弁護士は１６日の判決後に記者会見し、「食べログは巨大なプラットフォーマー。アルゴリズムの透明性を高めてほしい」と訴えた。 　食べログの公式サイトによると、掲載店舗数は４月時点で約８２万店舗、月間利用者数は３月時点で約８８００万人に上る。アルゴリズムは投稿したユーザーの影響力などを踏まえていると説明するが、詳細は公表していない。 　皆川弁護士は、「食べログは不正防止を理由にアルゴリズムを開示せず、ブラックボックスになっている」と指摘。「透明性と公平性を重視してほしい」と求めた。 　韓流村と同様に評価を下げられたチェーン店が他にもあるとみて集団訴訟を検討する方針で、「評価を下げられて閉店を余儀なくされた人がいれば、一緒に闘ってほしい」と呼び掛けた。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕食べログ訴訟の判決後、記者会見する焼き肉チェーン「韓流村」の代理人弁護士＝１６日午後、東京都千代田区