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「傷ついた勝者」苦境続く=ジョンソン首相信任も―英


 【ロンドン時事】6日の英与党・保守党の党首信任投票で、ジョンソン首相の続投が決まった。首相は「決定的勝利」と主張し政権の立て直しを図るが、党所属議員の4割超に反旗を翻され、面目を失った格好だ。各紙は「傷ついた勝者」「ボリス(首相)よ、パーティーは終わった」と批判的に論評。党内の反ジョンソン派も辞任圧力をさらに強める構えで、首相の苦境は続きそうだ。  信任投票は、新型コロナウイルス規制違反のパーティー問題をめぐる首相の責任を問うたもので、結果は信任が過半数を占め、首相は党首解任を免れた。一方で不信任票が41%に達し、党内の反首相機運の根強さが改めて鮮明になった。  報道によると、首相は7日の閣議で、一連の問題から「一線を画そう」と述べ、政権の課題に集中するよう訴えた。主要閣僚はこれまでのところ首相支持で一致しているものの、水面下では懸念の声も強いとされる。党内では、向こう1年間は新たな信任投票を行わないとする規定の見直しを求める動きが出ている。  7日付の各紙の論調は軒並み首相に辛辣(しんらつ)だった。タイムズ紙は投票結果に関し、「首相に退任宣告?」の見出しで専門家の見方を紹介。あるコラムニストは「保守党は(亀裂の表面化で)最悪の状況に陥った」とし、もう一人は「首相が地位を保つのは不可能か、少なくとも長くない」と断言。フィナンシャル・タイムズ紙も、投票は「党内の分裂と敵意をさらけ出した」と分析した。  大衆紙デーリー・ミラーは「首相は秋の終わりまでもたない」とする与党重鎮のコメントを伝え、メトロ紙も今月下旬の下院補選を前に首相は「レームダック(死に体)」と化したと評した。 【時事通信社】 〔写真説明〕ジョンソン英首相=7日、ロンドン(AFP時事)
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