祝賀行進、女王「深く感動」＝在位７０年記念行事最終日―英

　【ロンドン時事】エリザベス英女王（９６）の在位７０年（プラチナ・ジュビリー）を祝賀する４連休最終日の５日、ロンドンで「女王の治世」をテーマにした大規模行進が行われた。２日から続いた一連の記念行事を締めくくるイベントで、女王と国家の「歴史的節目」を祝おうと各地から大勢の市民が集結。女王は「（祝福に）深く感動した」と謝意を示した。 　行進では各時代の英社会を象徴するさまざまなパフォーマンスが披露され、１９５３年の戴冠式で使用された「金の馬車」も登場。最後にバッキンガム宮殿のバルコニーに女王が姿を見せると、群衆から大歓声と拍手が湧き起こった。チャールズ皇太子夫妻とウィリアム王子一家に囲まれた女王は、笑顔で手を振って歓声に応えた。 　女王は５日発表された国民宛てのメッセージで、「たくさんの人たちが祝ってくれたことに恐縮し、深く感動している」と表明。「全ての行事への参加はかなわなかったが、心は皆さんと共にあった。これからも家族に支えられながら、あなた方のために力の限り仕え続ける」と述べた。　【時事通信社】 〔写真説明〕５日、ロンドンのバッキンガム宮殿のバルコニーに姿を見せたエリザベス英女王（左から３人目）ら王室メンバー（ＡＦＰ時事） 〔写真説明〕５日、エリザベス英女王の在位７０年を祝賀し、ロンドンで催された行進に登場した「金の馬車」（ＥＰＡ時事）