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女性が多く、長引く=副反応「モデルナアーム」―自衛隊大規模接種で調査


 米モデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンを腕に接種した後、約1週間後から周囲が赤く腫れたり痛みやかゆみが生じたりする副反応は30代以上に多いほか、女性が男性より大幅に多く、長引く傾向があったと、自衛隊中央病院の東野俊英皮膚科医長らの研究グループが2日発表した。論文は米医学誌「JAMAダーマトロジー」電子版に掲載された。  「モデルナアーム」と呼ばれるこの副反応の詳しい発症メカニズムは未解明だが、若年層が少ない点などは結核検査のツベルクリン反応や接触性皮膚炎(かぶれ)が含まれる「4型アレルギー」に似ているという。  この調査は昨年、東京・大手町の自衛隊大規模接種センターでモデルナワクチンの1回目接種を受けた後、2回目接種前に皮膚科医師の問診が行われた約5900人(男性56%、女性44%)が対象で、発症者は747人(男性170人、女性577人)だった。年代別発症率は30歳未満が9%に対し、30~60代は12~15%台。男女別ではそれぞれ5.1%、22.4%だった。女性は男性より発症日が遅い傾向があり、症状の継続期間も約6日と、男性より1日程度長かった。  新型コロナウイルスワクチンはモデルナ製、米ファイザー社製とも、ウイルスが人の細胞への侵入に使うスパイクたんぱく質の設計図(メッセンジャーRNA)を接種し、人体でスパイクたんぱく質を作らせる。基本的な仕組みは共通だが、この副反応はモデルナが圧倒的に多い。精度の高い問診結果は副反応の少ないワクチン開発に役立つと期待される。 (了)【時事通信社】
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