秋篠宮ご夫妻、戦没者式典に＝３年ぶり、２１７柱納骨―東京

　秋篠宮ご夫妻は３０日、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で営まれた戦没者拝礼式に参列された。新型コロナウイルスの影響で３年ぶりの開催。墓苑には第２次世界大戦中に戦死するなどした身元不明の遺骨が納められており、ロシアなどで収容された遺骨２１７柱が新たに納骨された。
　式には遺族約６０人や政府関係者ら計約１０５人が出席した。古賀篤厚生労働副大臣が納骨し、ご夫妻は納骨堂に向かって拝礼。遺族代表らが献花した。納められた遺骨は計３７万２６９柱となった。　
　式は１９６５年以降ほぼ毎年営まれており、前回２０１９年は約６００人が参列。２０、２１年は中止され、今年は規模を縮小して行われた。（了）
【時事通信社】
〔写真説明〕千鳥ケ淵戦没者墓苑で拝礼式に参列された秋篠宮ご夫妻＝３０日午後、東京都千代田区（代表撮影）
〔写真説明〕千鳥ケ淵戦没者墓苑拝礼式で、納骨堂に拝礼される秋篠宮ご夫妻＝３０日午後、東京都千代田区（代表撮影）