最高裁長官に戸倉氏決定＝後任判事に今崎東京高裁長官

　政府は２０日の閣議で、６月２２日に定年退官する大谷直人最高裁長官の後任として、戸倉三郎最高裁判事（６７）を第２０代長官に指名することを正式に決めた。後任には今崎幸彦東京高裁長官（６４）を充てる。発令はいずれも同２３日以降の予定。　 　また、７月２日に退官する菅野博之最高裁判事の後任に、尾島明大阪高裁長官（６３）を任命する。同３日以降に発令される予定。 　戸倉　三郎氏（とくら・さぶろう）一橋大法卒。８２年判事補。さいたま地裁所長、最高裁事務総長、東京高裁長官などを経て、１７年３月から現職。山口県出身。 　今崎　幸彦氏（いまさき・ゆきひこ）京大法卒。８３年判事補。最高裁刑事局長、水戸地裁所長、最高裁事務総長などを経て、１９年９月から現職。兵庫県出身。 　尾島　明氏（おじま・あきら）東大法卒。８５年判事補。静岡地裁所長、最高裁首席調査官などを経て、２１年７月から現職。神奈川県出身。（了）【時事通信社】