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海保ヘリ、10基地で不十分=即時出動困難の可能性―観光船事故受け配備増強へ


 観光船「KAZU I(カズワン)」の沈没事故での救助要請から海上保安庁のヘリコプターの現場到着まで時間がかかった問題で、現在のヘリコプター配備数では迅速な出動が難しい基地が全国に10カ所あることが16日、海保関係者への取材で分かった。  事故では、通報を受けて一番早く北海道・知床半島沖の現場海域に到着したのは釧路航空基地(釧路市)に配備されたヘリ「しまふくろう2号」。ただ、パトロール中だったため基地に戻り燃料補給し、潜水士を乗せて現場に向かった。到着したのは通報から約3時間後だった。  釧路基地には同機を含むヘリ2機が配備され、1機は整備中だった。海保関係者によると、他の基地でも2機しか配備されていないケースでは、1機は任務中、1機は整備中のことが多く、今回のような緊急事態に迅速に対応できない可能性が高い。  ヘリが配備された海保の基地は全国に13カ所あるが、釧路を含む10カ所(釧路、函館、羽田、中部空港、関西空港、美保、北九州、鹿児島、那覇、石垣)は2機のみ。追加配備が決まっているのは2航空基地にとどまるという。  海保関係者は「1機は整備、1機はパトロール、1機が緊急時用という3機態勢が理想的だが、予算的には限界がある」と明かす。  事故を受け、斉藤鉄夫国土交通相は、ヘリ配備を増強する方針を表明。ただ、関係者によると、具体的にどの基地から増強するかなどは決まっていない。 (了) 【時事通信社】
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