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不明12人の捜索継続=無人潜水機で船内調査―民間の海難専門船・知床事故


 北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)などは9日、現場周辺海域で行方不明となっている12人の捜索を続けた。海難事故を専門とする民間業者のサルベージ船「新日丸」も8日から無人潜水機による調査を開始。搭載した高性能の水中カメラを用い、水深約120メートルの海底に沈んだ船の内外を調べた。  新日丸は8日、船内撮影後に回収不能となっていた北海道警の水中カメラも回収した。無人潜水機による調査を続けた上で、特殊な設備で水圧に体を慣らして潜る「飽和潜水」による捜索を、5月中旬にも始める予定。  船体は約120メートルの海底に、船底を下にした状態で沈没。道警の水中カメラが船内の撮影に成功したが、不明者発見につながる手掛かりは見つかっていない。海保は8日、無人潜水機が撮影したカズワンの船首と船尾の写真を公開した。船首の左側面には「KAZU I」の文字が確認できる。  海上保安庁の潜水士が潜れる深さは60メートル程度が限界のため、海保は無人潜水機での調査や飽和潜水の技術を持つ民間業者と契約。新日丸が今月2日に鹿児島県を出港し、7日にカズワンの沈没現場へ到着していた。  同本部は行方不明者の捜索について、国後島周辺海域を含む知床半島の北東方向に範囲を広げている。9日も巡視船1隻が同島周辺で捜索に当たった。  国土交通省は8日、特別監査の一環として、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長から安全管理体制などについて説明を受けた。監査結果を踏まえ、事業許可取り消しを含む同社への行政処分を検討する。   事故は先月23日に発生。これまでに14人の死亡が確認されている。(了)【時事通信社】
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