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水中カメラ、再び投入へ=不明者の捜索続く―知床観光船事故・北海道


 北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)などは4日、行方不明者12人の捜索を続けた。3日に初めて水中カメラが船体内部に入ったが、不明者に関する手掛かりは現時点で得られていない。4日もカメラを投入して確認を進める方針。   捜索は海上自衛隊や北海道警と協力して実施。3日夕に道警の水中カメラが船内に入った。同保安本部によると、椅子などが確認できたものの視界は悪く、ライトで照らされた限られた範囲だけが確認できる状態という。同保安本部などは映像データの精査を進め、船内の状況解明を急ぐ。  船体は4月29日、救助要請があった「カシュニの滝」から西北西約1キロの沖合で、水深約120メートルの海底に沈んだ状態で発見された。海保の潜水士が潜れる限界を超えているため、海上保安庁は特殊な潜水技術を持つ民間業者と契約を締結。業者は今月中に調査に着手する予定。  同保安本部などは4日、船舶や航空機による捜索も継続した。  同保安本部は2日から2日連続で、業務上過失致死容疑で運航会社「知床遊覧船」関係先への家宅捜索を実施。同社側の安全管理上の過失がなかったかについても解明を進める。  事故は4月23日に発生。これまでに乗客14人の死亡が確認されている。(了)【時事通信社】
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