starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

人事で打撃、地方選が正念場=米大統領訪問で浮揚狙う―韓国新政権


 【ソウル時事】3月の韓国大統領選で勝利した尹錫悦氏の大統領就任が10日に迫った。今週から国会で新政権の首相ら閣僚候補の人事聴聞会が始まったが、批判が噴出。3日には教育相候補が就任を辞退し、尹氏に打撃となった。6月1日の統一地方選が新政権の行方を占う試金石になるとみられており、尹氏は今月20~22日のバイデン米大統領の訪韓で政権浮揚を図りたい考えだ。  韓国ギャラップが4月29日に発表した尹氏の支持率は43%で、不支持の44%を下回った。退任を控えた文在寅大統領の支持率は45%と尹氏より高い。世論は保守と革新で二分され、与野党が協調する雰囲気は全く生まれていない。  特に厳しい評価を受けているのが人事だ。教育相候補で韓国外語大総長を務めた金仁※(吉を2つ横並び)氏は子供の留学などに影響力を行使したり論文を盗用したりした疑惑が発覚し、3日、「私が至らなかった」と謝罪、就任辞退に追い込まれた。  閣僚候補には尹氏と同じソウル大卒が多く、身内が目立つと指摘される。また、首相候補の韓悳洙氏は公職を退いた後、大手法律事務所顧問に「天下り」し多額の報酬を得ていたことが攻撃の的になり、保健福祉相候補の鄭鎬永氏は自らが付属病院長を務めた大学の医学部に子供を不正に編入させた疑惑などが浮上。政権交代で野党に転じる「共に民主党」は「尹氏はひどい人事の責任を取り、国民に謝罪すべきだ」と批判した。  新政権が国政運営を軌道に乗せるには、統一地方選での勝利が必須。知事選と広域市長選の計17選挙が焦点になるが、中でも「ここを取れば勝利」(尹氏側関係者)と目されるのが、大統領選で尹氏に敗れた李在明前知事の後任を選ぶ京畿道知事選だ。新政権与党「国民の力」から出馬するのは尹氏の側近で、「大統領選の再戦」といわれる。それだけに尹氏には負けられない戦いとなる。  尹氏が地方選への追い風として期待を寄せるのがバイデン氏の訪韓。米側も日米韓の連携を重視する尹氏を高く評価しており、尹氏側関係者は「中道層は文政権の外交に不安を抱いていた人が多い。日本より先に訪韓することもあり、『強固な韓米同盟』を示し、外交面で安心感を与える効果がある。地方選に有利だ」と語る。 【時事通信社】 〔写真説明〕3日、ソウルで、韓国新政権の教育相就任を辞退する意向を表明した金仁※(吉を2つ横並び)氏(EPA時事)
    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.